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僕って何

初めて手にした三田誠広さんの作品「僕って何」

 

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感想(2件)

 

 

実は、三田誠広さんという作家を私は知らなかったのだ。

そして、この小説は昭和52年に単行本で出版されており、芥川賞作品でもあることも

調べて初めて解った。

 

学生運動小説は、この本が私にとっては初めての本だったのだが、

何故かこの主人公は、学生運動に参加する自分自身の意思の曖昧さというか、

単純に周りの人間に巻き込まれて、引き込まれて参加し、

また別の運動会派の意見にまた翻弄されて、いとも簡単に当初の会派を捨て

新たな会派に属し、その自分の居場所が本当にそこにあるのか、自分とはいったいなんなんだ?というジレンマに毎回悩むという、読み進めていくと本当に「あんたねぇっ!」って叱咤したくなるほどの優柔不断さを感じてしまう。

まぁ、だから「僕って何」という本なんだけれども。(笑)

 

なんとなく高度成長期の中で、大学生が時代の流れに振り回されている感が伝わってきた作品だった。

 

 

これは、遠縁に当たる方の莫大な蔵書の中から数冊の芸術本と共に頂いた小説本のうちの一冊。

私には足元にも及ばないくらいの読書家だった方なので、私が到底手に取ることもなかったであろう本が沢山あり今回、この三田誠広さんの作品に出会うことができたのだ。

またこの作者の違う作品を読んでみたいとも思った。

 

 

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